ながめていて楽しい絵本2006年07月12日 23:56

うみ
一昨日、お友達のグループ展を観に吉祥寺へ行った。
帰りにお友達と高円寺の古本屋さんへ行き、そこで
加古里子(かこさとし)さんの『海』という、かがく絵本を購入。

加古里子(かこさとし)さんと言えば、『だるまちゃんとてんぐちゃん』などの
だるまちゃんシリーズをすぐに思い浮かべるのだが…、
この絵本はお話絵本というよりも、図鑑に近い。
図鑑に近いのだが、図鑑のようにカチッとした印象はまるでない。
絵も小さいので、調べものをするという感じでもない。
ただ、海につながっている様々なものが断面的に描かれているところが見ていて面白いのだ!全然、飽きない!

描かれているのは、海に生息する生き物(魚貝や植物、ほ乳類)だけではない。
海に浮かぶ船や潜水艦、海底油田、工業地帯なんていうものまで載っている。
もちろん、南極にはペンギンもいて、北極には北極クマも...。

多分、子供の頃は皆そうだと思うけれど、私もこども百科事典や動物図鑑のたぐいが
大好きで、穴が開くほど見つめていた覚えがある。
もし、あの頃にこの本に出会っていたら。。。
何かが全然違っていたような、そんな気さえする不思議な魅力の本なのだ。

今、調べたら福音館から同じシリーズで『宇宙』とか『人間』なんていうのも出ているようだ。
これは是非、全部読んでみなくては...と思っている。

素敵な出会いに感謝!